【エルサレム共同】パレスチナ通信は25日、パレスチナ自治区ガザ中部ヌセイラトの難民キャンプにある病院で燃料が枯渇し、停電が発生したと報じた。イスラエルはガザ和平計画「第1段階」で合意した物資の搬入を制限しており、病院側は集中治療室や小児病棟の患者の命に深刻な脅威をもたらすと警告した。

 病院の医療関係者によると、燃料が尽きて発電機が完全に停止。予備バッテリーに頼る部門を除き、全病棟で停電したという。病院は国際機関や人道支援団体に対し、発電機の稼働に必要な燃料の搬入を許可するよう、イスラエルに圧力をかけることを求めた。