自民党は衆院選の小選挙区で、全国の合計得票率が49%だったのに対し、全289議席の86%に当たる248議席を占めた。1党の小選挙区占有率が8割を超えたのは現行制度で初めて。野党候補が乱立する中、一方に大きく振れる小選挙区制の恩恵を受けた。与党内には中選挙区制の復活論も出ていたが、下火となる可能性がありそうだ。
小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以降、これまで小選挙区の議席占有率が最も高かったのは自民が政権を奪還した2012年の79%で、得票率は43%だった。14、17両年には48%の得票率で70%台半ばの議席を得た。民主党も政権交代を果たした09年、得票率47%で74%の議席を占めた。今回はこれらを上回る圧勝だった。
得票率と議席占有率の開きが大きかった一因は、野党候補の乱立だ。中道改革連合と国民民主党などは候補を一本化しなかった。自民と野党の事実上の一騎打ちは43選挙区にとどまり、勝利した自民候補248人中、半数近い108人は得票率が50%未満だった。























