第三者から借りた土地に建てる定期借地権付きの新築マンション販売が首都圏(1都3県)で急増し、2025年は過去最多だった。マンション価格が高騰し一般家庭に手が届かない水準となる中、土地の所有権がないからこその割安な価格に注目が集まっている。開発業者は土地の仕入れに苦労しており、賃借なら好条件の土地を確保しやすい事情もある。
不動産経済研究所によると、25年の販売数は1502戸となり、過去最多だった08年の1281戸を大幅に上回った。
通常のマンションでは購入時に土地も一緒に取得し、売却しない限り所有権は永久だ。一方、定期借地権付きには最低50年から70年程度の土地の賃借期限が設定される。満了時には建物を解体し更地で返還する必要があり、解体準備積立金や土地の利用料が毎月かかることになる。
その分、価格は周辺の相場より1、2割程度安く、購入費用を抑えることができる。首都圏の平均価格が9千万円を超えた今では、割安さの魅力が増しているようだ。固定資産税など土地保有に伴う税金もかからない。
























