【台北共同】半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は23日、回路線幅1・3ナノメートル(ナノは10億分の1)相当の次世代半導体の生産を2029年に開始すると発表した。人工知能(AI)向けに性能を引き上げる。半導体の微細化競争を引き続き主導したい考えだ。
TSMCは25年に2ナノ品の量産を台湾で開始した。28年には1・4ナノ品の量産を始める。1・3ナノ品は、さらに小さい面積で1・4ナノ品と同等の性能を発揮できるという。
魏哲家会長兼最高経営責任者(CEO)は「TSMCの技術は業界をリードしている。さらに改善を進める」とコメントした。
TSMCは最先端の技術を台湾の工場で先行させる方針を取っている。建設中の熊本第2工場では28年に3ナノ品の量産を始める予定だ。
AIやスマートフォンで使われる高性能な半導体は世界的に需要が高まっている。TSMCは米エヌビディアなどからの受注が多く、生産拡大と高性能化を急いでいる。日本企業では、先端半導体の国産化を目指すラピダスが2ナノ品の量産を目指している。























