女性活躍や男女共同参画の重点方針などを決定する会議で発言する高市首相(中央)=25日午後、首相官邸
 女性活躍や男女共同参画の重点方針などを決定する会議で発言する高市首相(中央)=25日午後、首相官邸

 政府は25日、首相官邸で開いた会議で、女性活躍や男女共同参画の重点方針「女性版骨太方針2026」を決定した。理工系の人材が不足し、高市政権が重点投資の対象とする半導体や人工知能(AI)などの戦略17分野で「女性の活躍が進んでいない」と指摘。大学の工学系学部で学ぶ人の割合を倍増させる目標を掲げた。

 高市早苗首相は会議で「女性活躍の裾野を広げるためスピード感を持って施策を進める。人材力を底上げする」と述べた。

 重点方針では、25年に18%だった工学系学部の女性割合を40年に36%とする。女性入学者の増加に取り組む大学を交付金や補助金で支援。戦略分野につながる学部や高等専門学校の新設を促す。

 体力や筋力の面で不利になりやすい造船や防衛産業の分野では、ロボットの開発や遠隔操作の導入を進めることで、働きやすい環境を整備する。

 家庭と仕事を両立しやすくするため、家事支援サービスやベビーシッターの利用に対し「税制措置を含む支援策」を検討する。

 健康面での課題に特化した「女性の健康総合センター」の機能を強化する。