北アルプスの立山連峰が、夏山シーズンを迎えた。登山の拠点になっている室堂(富山県立山町)に、ケーブルカーやバスを利用して気軽にアクセスできることもあり、十分な装備を持たない「軽装登山」で救助要請する事例も多い。県警の担当者は「観光と登山の装備はまったく別物だ。事前に下調べを」と注意を呼びかける。
室堂は標高2450メートル。レストハウスや山荘などがあり、遊歩道が整備され、みくりが池などへの散策が楽しめる。3千メートル級の山が連なる立山連峰への登山口になっており、県警によると、平地と同じような服装や靴で訪れ「ついでに」と登山を試みる観光客もいるという。
富山県内の遭難事故は例年、北アルプスを中心に発生している。昨年の事故は165件。1965年の統計開始以来最多で、半数以上が初心者の多い7~8月に起きた。遭難者178人のうち16人は外国人だった。
夏山シーズン中、県警は室堂にある派出所に、山岳警備隊員4~7人を配置。軽装備の人に注意を呼びかけている。
























