旧制広島第一中学校で開かれた原爆死没者慰霊祭で献花する才木幹夫さん=19日午前、広島市
 旧制広島第一中学校で開かれた原爆死没者慰霊祭で献花する才木幹夫さん=19日午前、広島市

 広島への原爆投下から81年となるのを前に、生徒353人と教職員16人が犠牲となった広島市の旧制広島第一中学校(現・県立国泰寺高校)で19日、原爆死没者慰霊祭が開かれた。遺族や同窓会の関係者ら約70人が出席し、生徒代表の藤原小路さん(17)は「平和な世界に向け、多くの人に被爆の実相と平和への思いを伝えていく」と誓った。

 式典後に取材に応じた当時2年生だった才木幹夫さん(94)は「下級生はほぼ全滅したのに、自分が生きていることに後ろめたさを感じてきた」と振り返った。若者に向け「原爆の歴史を学び、平和な未来の在り方を考えてほしい」と訴えた。

 旧広島一中は爆心地から約850メートルに位置していた。