熊本県氷川町で倒壊した家屋=2日午後
 熊本県氷川町で倒壊した家屋=2日午後

 最大震度7の地震を観測した熊本県は2日、車内で避難していた70代女性が熱中症の疑いで死亡したと発表した。県は、この地震による初の災害関連死の可能性があるとした。猛暑の被災地で、健康管理が課題となっている。「直接死」かどうか調査中の人を含めて死者は38人。避難所では、1人が新型コロナウイルス感染症と診断された。重症者は13人で、人的被害は計152人に上った。

 首相官邸は同日、高市早苗首相が3日に地震の被災状況を視察すると発表した。首相の被災地入りは初めて。

 県内ではいまだ8千人超が避難し、車で過ごしている人もいる。関連死の認定には時間を要するが、県は注意喚起のため「疑い」段階で公表した。

 県によると、女性は7月30日に発見された。ガソリンが切れた状態だった。女性が見つかった自治体名は明らかにしていない。県は「車中泊での避難を否定するわけではないが、熱中症対策をしてほしい」としている。

 県の集計では、地震が原因で死亡したと確認されたのは35人。関連死疑いの女性のほかに、直接死かどうか調査中が2人。