環境省は4日、生態系被害防止外来種リストの改定を巡り、野生に限っていた猫の対象を広げ、人に頼って生きる野良猫なども含める改定案を撤回する方針を明らかにした。猫は種名で一括して「イエネコ」として掲載する方向で最終調整していたが、猫が安易に駆除される可能性を批判する意見が同省に殺到。従来通り野生化した猫だけを「ノネコ」として掲載することにする。
石原宏高環境相は同日の記者会見で「家で飼っている猫まで、逃げたら殺処分されるような誤解を招く。リストの目的と違った影響が出る危険性が高い」と説明。7日に開かれる専門家会合で、修正した上で正式決定する方針を示した。大臣指示による最終段階での方針転換は極めて異例。
同省は約10年ぶりとなるリスト改定で、猫は一括して「防除推進外来種」に位置付ける方針だった。リスト掲載による法的拘束力はなく、適切に飼われている猫は対象外で、むやみに外に出したり、遺棄したりしないよう注意喚起する意味合いが大きい。
























