鳥取地裁
 鳥取地裁

 鳥取県米子市の公園で飼育するサルの頭数削減を巡る便宜の謝礼として前市議に現金計200万円を渡したとして、贈賄罪に問われた公園の元指定管理者辻一郎被告(77)に鳥取地裁は6日、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。

 安西二郎裁判官は判決理由で「サルが脱走して評判が落ちるのを防ぎたいと考え、金で議員を動かし、職務の公正や社会の信頼を害した」と指摘。一方、市も頭数削減の必要性を認めていて不正な利益を図ったものではないなどとして、執行猶予を付けた。

 判決によると、前市議稲田清被告(56)=受託収賄罪などで公判中=にサルの頭数を減らすよう市議会での発言を依頼し、謝礼として現金を渡した。