研究教育プログラムを説明する東京科学大の大竹尚登理事長=20日午後、東京都文京区
 研究教育プログラムを説明する東京科学大の大竹尚登理事長=20日午後、東京都文京区

 東京科学大は20日、「国際卓越研究大学」に認定されたことを受け、専門分野の枠を超えた研究教育プログラム「ビジョナリーイニシアティブ」を開始したと発表した。社会課題に応じた八つのコースを設けて研究を推進し、高度な専門性と分野横断的な視点を併せ持つ人材の育成や技術革新を目指す。

 この日のキックオフセレモニーで大竹尚登理事長は「善き生活、善き社会、善き地球」と理想の未来像を掲げ「実現に向けて汗をかいていく」と意気込んだ。

 八つのコースのテーマは宇宙、グリーントランスフォーメーション(GX)、災害、健康など。本年度は卓越大の助成金約124億円のうち、約30億円を充てる。将来、大学院生は自分の専門分野に加えてコースを選択できるようにし、企業や自治体、海外の大学などとも連携する。

 世界最高の研究水準を目指す卓越大に認定されると、国が設置した10兆円規模の大学ファンド(基金)の運用益から、最長25年間の財政支援を受けられる。2024年11月に東北大が初めて認定され、今年1月に東京科学大、同7月に京都大が認定された。