一部の映画館が、補聴器ユーザーが音声をはっきりと聞き取るのに役立つ次世代型の無線通信「オーラキャスト」を運用し始めた。進化した通信で直接音声を補聴器に届け、快適に楽しめる。補聴器で館内の音声を拾うと周囲の雑音がまじり不鮮明になる問題があった。補聴器を使わない人と同様に内容を理解し「同じタイミングで笑うことができる」と好評だ。
補聴器メーカーの日本法人、GNヒアリングジャパン(横浜市)などは7月、愛知県みよし市の映画館「MOVIX三好」で体験会を開催。補聴器ユーザーと使わない人の計約60人がコメディー時代劇を楽しんだ。
システムは送信機を設けて整え、施設の大規模改修は必要ない。通信規格の標準化団体によると、2025年11月から埼玉県川口市を皮切りに国内映画館に導入が始まった。今年7月時点で対応するのは川口市、東京・亀有、静岡市、愛知県みよし市の4館だ。
オーラキャストは近距離無線通信「ブルートゥース」の次世代型。1台の送信機から複数台の受信機につながることが可能となった。























