米紙ニューヨーク・タイムズの本社
 米紙ニューヨーク・タイムズの本社

 【ワシントン共同】米紙ニューヨーク・タイムズは29日、11月の中間選挙の共和、民主両党の予備選で、人工知能(AI)開発をリードするオープンAIとアンソロピックの関連政治団体が少なくとも5260万ドル(約82億8千万円)をつぎ込んでいたと報じた。AIの暴走への懸念から規制を巡る議論が高まる中、政策や立法への影響力を強めようとAI企業が多額の資金を投入している実態が浮き彫りになった。

 同紙によると、オープンAIと関係がある政治団体は「リーディング・ザ・フューチャー」で、アンソロピックは「パブリック・ファースト・アクション」。両団体とも共和党、民主党を支援する特別政治活動委員会(スーパーPAC)に資金を振り分けていた。

 これらのスーパーPACが候補の支援に乗り出したのは、与党共和党の予備選が25選挙区、野党民主党が17選挙区。テレビ広告などを流してAIに肯定的な候補を推したり、規制を訴える民主党急進左派の候補が立候補した選挙区では対抗馬を支援したりした。