北海道大が、理学研究院の化学部門に所属する准教授らを学生の指導から外し研究室を追い出すなどした教授会の対応について「組織的なアカデミックハラスメントに当たる」と認定していたことが1日、複数の関係者への取材で分かった。准教授らは狭いスペースで研究を続けながら、大学側に対応の見直しを訴えていた。北大は事実関係を公表していない。

 関係者によると、化学部門では、教授が不在となった場合、残った准教授は研究室をそのまま運営できないといった慣行が続いていた。教授会に当たる「講座委員会」は2020年度、新任教授が元からいた准教授を研究室から別室に移動させ、そこに学生を新たに配属しないなどの措置を取ることを認めた。

 准教授らの訴えを受け、北大ハラスメント対策室が調査。今年7月に教授会の対応を組織的なアカハラだったと認定した。北大は取材に「関係者のプライバシー保護および内部情報に関わり回答を差し控える」と詳細を明らかにしなかった。

 准教授らは24年1月、扱いを不服として陳情書を提出していた。