近畿大の入学試験を受ける塾の教え子に成り済まして英検を受け出願したとして、私電磁的記録不正作出・同供用と偽計業務妨害の罪に問われた元講師野口瑞希被告(35)に大阪地裁は1日「替え玉受験で入試や英検の公正が害された」として拘禁刑2年、執行猶予4年(求刑拘禁刑2年)の判決を言い渡した。

 鈴木真理子裁判官は判決理由で、被告は以前から英検の試験監督の立場を悪用してマークシートの解答を書き換える不正を重ねており、不正をエスカレートさせ犯行に及んだと指摘。教え子を早く合格させ業務負担を軽くしようとした動機は身勝手で短絡的だとした。

 一方、起訴内容を認め反省していることなどから執行猶予を付けた。