三菱重工業は2日、約1千億円を投じて造船能力を拡充すると発表した。山口県下関市の人工島にある産業用地を新たに取得し、下関造船所(同市)の設備増強などを進める。高市政権は経済安全保障の観点から造船を成長重点分野の一つに位置づけており、政府も最大400億円を支援する。
人工島は下関市が整備した「長州出島」と呼ばれるエリア。三菱重傘下の三菱造船が2027年に船体ブロックの製造工場を着工し、30年の稼働開始を目指す。
下関造船所はフェリーや自動車運搬船、資源探査船など民間や官公庁向けの船舶を手がけてきた。今後は既存設備の一部も人工島の新用地に移管する。
三菱重にとって造船事業は明治時代に始まった祖業に当たる。























