WHOのテドロス事務局長の後任を決める選挙に擁立された中国の宋莉氏=2023年5月、北京(共同)
 WHOのテドロス事務局長の後任を決める選挙に擁立された中国の宋莉氏=2023年5月、北京(共同)

 【北京共同】中国外務省の毛寧報道局長は8日の記者会見で、来年8月に任期満了となる世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長の後任を決める選挙に中国の宋莉氏を擁立すると明らかにした。米国のWHO離脱で空白が生じる中、中国は国際協調姿勢をアピールし、影響力拡大を図るとみられる。

 毛氏は、国連を軽視するトランプ米政権を念頭に「多国間主義が打撃を受けている」と指摘。「宋氏が選出されれば、WHOが全人類の健康と福祉の向上に、より積極的な役割を果たすと信じている」と述べた。

 香港紙などによると、宋氏は母子保健政策や国際協力の経験が豊かな公衆衛生分野の専門家で、中国国家衛生健康委員会の幹部を務めた。