原子力規制庁の金子修一長官(左)に要望書を手渡す鳥取県の平井伸治知事=22日午後、東京都港区
 原子力規制庁の金子修一長官(左)に要望書を手渡す鳥取県の平井伸治知事=22日午後、東京都港区

 中国電力が島根原発2号機(松江市)で計画しているプルサーマル発電について、鳥取県の平井伸治知事は22日、原子力規制庁で金子修一長官と面会し、原子力規制委員会の厳格な審査を求める要望書を手渡した。平井氏は報道陣の取材に「本当に安全かどうかを確認したい。丁寧に審査をし(隣接する鳥取県民の)不安に応えてもらいたい」と述べた。

 要望書は、島根原発から半径30キロ圏内の鳥取県米子、境港両市長と連名で提出した。運転ルールを定めた保安規定などについて審査を尽くし、県民に結果を分かりやすく説明するよう求めた。

 プルサーマル発電は使用済み核燃料から回収したプルトニウムやウランを混合酸化物(MOX)燃料に加工し、原発で利用する発電方法。中国電は今年2月、島根原発2号機で2029年度から開始する想定だと松江市に伝えた。

 鳥取県は詳細な説明を受けていないなどと抗議。平井氏は今月中旬に審査申請を容認した。一方で22日の取材に、プルサーマル発電の実施の可否は規制委の審査結果などを踏まえて最終判断する考えを示した。