【ロンドン共同】軟禁が続くミャンマー民主派指導者アウンサンスーチー氏(81)の次男キム・エアリスさんが23日、共同通信のオンラインインタビューに応じた。キムさんは22日、スーチー氏が2021年の国軍によるクーデターで拘束されて以来、初めて電話で会話した。解放について「既に十分な現実性があると思っている」と語り、近く恩赦の対象になることに期待を寄せた。

 キムさんはロンドン在住で、在英ミャンマー大使館の電話を通じて20分間会話した。スーチー氏の様子を「以前と変わらず力強い声だった」と説明。「この2、3年は生きているかどうかも分からずつらかった」とも吐露した。親軍政権の監視下だったため政治的な話題は避け、スーチー氏はキムさんの健康を気遣っていたという。

 ミャンマーは内戦が続いており、キムさんは親軍政権が将来的に民主派武装勢力などと交渉を始めざるを得なくなると指摘。スーチー氏が「それほど遠くないうちに解放される可能性はある」とし、解放も交渉を巡る「政治的プロセスの一部になるはずだ」と語った。