関西電力美浜原発1、2号機の共用中央制御室で働く稲田仁さん(関西電力提供)
 関西電力美浜原発1、2号機の共用中央制御室で働く稲田仁さん(関西電力提供)

 かつて「夢のエネルギー」として脚光を浴びた原子力が、半世紀を超えて再び万博会場を照らす電源に活用される。2025年大阪・関西万博開幕まで3カ月余り。1970年の万博で、遠く福井県美浜町から原子力の灯を送った元原発運転員は、会場となる電力消費地・大阪に願う。「電気は当たり前じゃない。つなぎ続ける運転員に思いをはせてほしい」と。