与党が過半数を割った7月の参院選では、投票先に悩みつつ、街頭演説に足を運ぶ有権者の姿があった。事後に投票先と決め手を尋ねると、交流サイト(SNS)の情報が候補者を選ぶ材料にも再考の契機にもなっており、一様ではない状況が浮かぶ。当選しそうな野党候補を選ぶ戦略的投票もあった。参考にした情報源からは「SNS選挙」の浸透が垣間見えた。