京都府宇治市の禅寺「宝蔵院」は、仏教聖典の集大成「一切経」を刷る原版「鉄眼版一切経版木(てつげんばんいっさいきょうはんぎ)」を所蔵する。江戸時代から約340年、お経の印刷に使われ続けたが、国の重要文化財(重文)でもあり、破損の恐れなどから2022年に“現役引退”した。約50年携わった摺師(すりし)は貴重な版木と向き合えた日々に感謝し、次世代への継承を願う。(共同通信=松森好巨)
京都府宇治市の禅寺「宝蔵院」は、仏教聖典の集大成「一切経」を刷る原版「鉄眼版一切経版木(てつげんばんいっさいきょうはんぎ)」を所蔵する。江戸時代から約340年、お経の印刷に使われ続けたが、国の重要文化財(重文)でもあり、破損の恐れなどから2022年に“現役引退”した。約50年携わった摺師(すりし)は貴重な版木と向き合えた日々に感謝し、次世代への継承を願う。(共同通信=松森好巨)