跨線橋の点検業務の入札で、公正取引委員会はJR東海による受注調整を認定した。高度経済成長期に構築されたインフラの老朽化が進む中、鉄道網を維持すべき大企業が談合の中心的役割を果たした形だ。識者は、なれ合いが業務の質を低下させ、危険性が見過ごされて大事故を誘発する恐れもあると指摘。JR東海の行為が国民に重大な損害を生じさせたと批判した。