保護当時、ケガを負ってうずくまっていたハナちゃん(画像提供:4匹の猫のママさん)
保護当時、ケガを負ってうずくまっていたハナちゃん(画像提供:4匹の猫のママさん)

「3年前 交通量の多い交差点の隅にうずくまってた三毛猫を保護して『ハナ』と名づけ家族になりました。あの時あの道を通らなければ出会わなかった奇跡」。飼い主のX(ツイッター)ユーザー・4匹の猫のママさん(@30e9W9jTHpqeyUV)は、そんなコメントとともに2枚の写真を投稿しました。

そこには、お迎え直後と現在、見違えるほど変わった愛猫のハナちゃんが写っています。詳しいお話を伺いました。

■路肩で震える子猫との運命的な出会い

2020年10月24日、昼ごろ。飼い主さんが車を運転していた際、うずくまっている小さな三毛猫の姿を目にしました。

「国道沿いの路肩付近で震えながらうずくまっているのを見つけたのです。一度、車で通り過ぎたのですが、心配になって引き返し、保護しました」

そのときのハナちゃんはケガを負っており、震えていたといいます。飼い主さんは「このまま息絶えてしまうかもしれない」と、不安で胸がいっぱいになったとのこと。しかし、その後の治療と看病によって、ハナちゃんはみるみる元気を取り戻しました。

■にぎやかな日々のはじまり

当時、飼い主さんの家にはすでに4匹の猫が暮らしていました。

「家族が増えて、お世話に追われて大変だった時期もありますが、もう慣れました。何より女の子をお迎えするのは初めてだったので、かわいくてかわいくてたまりません」

現在4歳(取材時)のハナちゃんは、すくすくと成長し、食いしん坊になりました。たくさん食べて、たくさん寝て、元気いっぱいな毎日を送っています。

■ハナちゃんに伝えたい感謝の気持ち

飼い主さんは、ハナちゃんへの特別な思いをこう語ります。

「出会ってくれてありがとう。我が家でずっと幸せに過ごしてほしいです」

ハナちゃんとの暮らしは、飼い主さんにとってかけがえのないものです。偶然のように見えた国道での出会いは、運命のように感じられるものでした。

そして、ハナちゃんが飼い主さんの家族の一員として迎えられたことで、家庭にはさらに多くの幸せが生まれています。

これからもハナちゃんは、愛情に包まれながら、安心で楽しい日々を過ごしていくことでしょう。

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)