「驚くほど視力検査だった」
そんなコメントとともにXに投稿された1枚の写真が、大きな注目を集めています。投稿したのは、Xユーザーの羊さん(@applepctotanka)さん。写っていたのは、車内から前方を撮影した風景写真でした。
一直線に続く道路。広がる青空。白く立ちのぼる入道雲。そして中央に浮かぶ、色鮮やかなひとつの気球ーー。
どこかで見たことのある光景…。そう、まさに眼科の視力検査装置「オートレフラクトメーター」で表示される、あの“気球と一本道”の世界にそっくりなのです。
投稿には、気球が空高く浮かび上がっていく連続写真も。驚きの声とともに、34万件を超える“いいね”が寄せられました。
この印象的な写真を撮影したのは、現在アメリカで研修医として生活している投稿主さん。どんな状況で撮影されたものだったのか、詳しく話を伺いました。
■あの“気球と一本道”そっくり! ふいに現れた景色に心が和んだ
ーー撮影時の状況について。この景色を目にしたときのお気持ちは?
「アメリカ中西部のある都市で撮影しました。場所は一般道ではなく、高速道路にあたるフリーウェイです。気球については、普段あまり見かけないので、プライベートのものか、アドバルーンの一種なのかは正確にはわかりません」
「その日は休日で、高速を走っていたときに偶然この光景に出会いました。ちょうど新しい任地に転居してきたばかりで、日々どたばたと忙しく過ごしていたのですが、不意にこの景色が現れて…。見覚えのある風景だったこともあって、ふっと心が和みました」
ーー投稿が大きな反響を呼びましたね。どのような感想を持ちましたか?
「本当に何気なく投稿したものだったので、共感してくださる方がこんなに多くいることに驚きました」
「AIが作った画像じゃないかと疑う声もあって、それも面白いなと思いました。中には、もともとの眼科検査の画像自体が、アメリカの道路写真をもとにしている、という返信もあって。それを見て、ああ確かにそうかもしれないと納得しました。なお、オリジナルの気球は合成とのことでした」
ーー投稿には風景写真も多く見られました。これまでに撮影したお気に入りの1枚があれば教えてください。
「高速道路関連でいえば、ニューヨークで撮影した虹の写真が、雰囲気としては今回に似ているかもしれません。普段は、アメリカでの日常や、日本に帰国したときの風景を撮っていますが、自分の中では個人的な記録のようなものなので、あまりメディア映えはしないかもしれませんね」
リプ欄では、“視力検査そっくり”の光景に反応する声が多数寄せられました。
「眼科で見たやつ!」
「ぼんやり見てくださいねー」
「み、緑。いや あ、赤かなぁ…」
「うぁ~視力検査で良く見る景色ww」
「ピント合ったり合ってなかったりするやつ」
「何のことかと思ったけど、わかった瞬間声出して笑った」
「『どっちが見やすいですか?』とか言われても正直わからんのですよ」
「視力検査装置のオートレフラクトメーターでみられるあの道路と気球の画は実は合成なんですよね。実際の風景でそれっぽい絵面になっているのは凄いことです」
(まいどなニュース特約・梨木 香奈)