スーパーで売られていた甘鯛の口から小さな鯛の尾がのぞいている-そんな一枚の写真がSNSで話題を呼びました。
投稿したのは、Xユーザーの Eudorinaさん(@Eudorina_ch)。「スーパー行ったらタイ(甘鯛)がちっさいタイ食ってたから買うしかないと思いました」と添えられた写真には、驚きとユーモアたっぷりのコメントが殺到しました。
■ 「口から尾が見えてて即買い」
Eudorinaさんは発見の瞬間をこう振り返ります。
「山積みされたアマダイの中に、口から尾が見えているものがあって、思わず即買いしました」
見たときの印象は「おや?」と驚きつつも、迷わずレジへ。
■ 塩焼きで実食「脂がのって肉厚で美味しい」
購入後は-
「全員塩焼きにしました。甘鯛は初めて食べましたが、程よく脂がのって肉厚で美味しかったです。小さいほうはあまり食べるところはなかったです」と、偶然のおまけ付きながら、甘鯛の味わいをしっかり堪能したそうです。
リプ欄も「めで鯛」祭りに
投稿には「つまりこれは…やっタイ!」「鯛の鯛から鯛の鯛が取れるやん、最高かよ」といったダジャレ系から、「網で揚げたときに勢いで小魚が入ることもある」「イカの胴体の中に魚が入っていることもある」など、経験談が続々。
「これはお買い得!」「めで鯛」と盛り上がり、思わぬ“食材サプライズ”に多くの人が笑顔になりました。
■なぜ“おまけ”が起きるのか?
魚が魚をくわえたまま市場に並ぶのは、実は珍しいことではありません。網で一気に水揚げする際に飲み込んだ獲物が抜け落ちず、そのまま出荷されることがあるのです。
また、甘鯛のような魚は獲物を丸のみする習性が強いため、こうした「おまけ付き」で見つかるケースも。市場関係者によると「特に小魚やイカ、エビなどをくわえたままの個体は時折見かける」そうです。
■ 「魚を選ぶ楽しみが増えた」
Eudorinaさんは今回の経験をこう振り返ります。
「スーパーで魚を買う前に口の中を確認したくなりますね。選んで買うのが楽しみになりそうです」
偶然の発見が、食卓の楽しみを広げるきっかけになったようです。
(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)