段ボールで作られたキツネとウサギが、リアルすぎるとSNSで注目を集めている。
「こちらダンボールで作った1/1スケールのホンドギツネです」と投稿された画像には、制作者が本物そっくりのキツネを手のひらの上に乗せている。
キツネ特有の凛とした表情も忠実で、手のひらに座っている様子が何ともシュール。さらに本物そっくりのダンボール製ウサギも登場。白と茶色の段ボールで制作されたそうだが、繊細な毛の質感も再現され、もふもふさがたまらない仕上がりだ。制作者のンボールさん(@NBO26551241)に話を聞いた。
--段ボールでキツネを作ろうと思ったきっかけは?
ンボール:数年前に開催した愛知県半田市での個展に目玉になる作品が欲しかったんです。折角だから地元に縁のあるものを作ろうと考えたところ、半田市といえば『ごんぎつね』だ!となり、キツネを制作しました。
--こだわりは?
ンボール:顔の造形です。本物を見たことはないのですが、どの角度から見ても本物のキツネに見えるよう、写真を参考にしながら細部までこだわって作りました。立体で再現するは大変でした。うさぎの方のこだわりはシルエット。どの角度から見ても不自然にならないようバランスに気を配りました!
--もふもふ感の再現度の高さに驚きました。
ンボール:段ボールの表面の紙を剥がした「ライナー」と呼ばれる部分をハサミで細かく刻んで毛束にして再現しています。制作には1カ月くらいかかりました。
--段ボールキツネとうさぎ、並べた時のご感想をお聞かせいただきたいです。
ふと思い立って並べてみたのですが思いのほかマッチしました!並んだ瞬間2人の関係性が見えてきましたね(笑)。
--これからどんな作品を作っていきたいなど、夢について教えてください。
生物を中心に作っていきたいです。夢はダンボールアーティストとして有名になることです!
◇ ◇
SNSでは「段ボールなのにもっふもふ」「本物そっくり」「本当に私が知ってる段ボール?」「目の上のヒゲまで再現されてすごい」「世の中には、いろんな才能を持った人がいるんだな」「段ボールって何だけ?」などの反響が寄せられた。いつもの段ボールが大変身した作品に注目だ。
(まいどなニュース特約・米田 ゆきほ)