「すね毛とほたて」--思わず二度見してしまうこの言葉の組み合わせが、今SNSでじわじわ人気を集めている。
四つん這いになった夫の背中に猫がよじ登り、ふたりで“謎の遊び”を繰り広げるという光景に「漫才コンビみたい」「仲良しすぎる」と笑いが広がっている。投稿した飼い主さんに話を聞いた。
■静かにしていると思ったら…「2人で変な遊びしてました」
話題になっているのは、猫のほたてくんと、その“相棒”である旦那さん。飼い主さん(@hotanyan)が投稿した写真には、壁に吊るされた棒を狙うほたてくんと、それを支えるように四つん這いになる旦那さんの姿が写っている。
「静かにしていたので何をしているのか気になり覗いたら、ふたりで謎の遊びをしていました。ほたては猫じゃらしを取りたかったらしく、ジャンプしても届かなかったので、旦那が体を貸してあげたそうです。ためらいなく背中に乗るほたてもかわいくて、まるで子ども同士の悪だくみを見ているようでした」と飼い主さん。
まさかの“共同作業”に、投稿を見た人からは「旦那完全に組み敷かれてるw」「漫才コンビ名にありそう」「すね毛とほたて爆誕!」と爆笑コメントが相次いだ。
■“すね毛とほたて”の誕生秘話 きっかけは「まさかのブチギレ事件」
ユニット名のようにも聞こえる「すね毛とほたて」という呼び名。実はこのネーミング、ほたてくんが旦那さんの“すね毛”に怒り始めたことがきっかけだという。
「春ごろ、暖かくなって旦那のすね毛が露わになったときに、なぜかほたてがブチギレて(笑)。それ以来、すね毛を狙うようになったんです。そこから“すね毛”と呼ばれ始めて、ここ2カ月くらいで“すね毛とほたてシリーズ”として投稿するようになりました」。
SNS上ではこの“シリーズ”を楽しみにしているファンも多く、「次回作まだ?」「毎回爆笑してる」などのコメントも寄せられている。
■兄弟みたいな関係?ほたての甘え方にほっこり
そんな“人気コンビ”のツッコミ担当(?)であるほたてくん。普段はどんな子なのだろうか。
「普段はおっとりしていて、甘えん坊。私たちと一緒にくっついて寝たり、私の後をずっとついてきたりと、少しストーカー気質なところもあります。感情が豊かで、たまに犬っぽいなと思う瞬間もあります」
一方、旦那さんとは“ご飯のときだけ急接近”するのだとか。「旦那に甘えることもありますが、大体ご飯目当ての時が多いですね。遊び相手になることが多いので、兄弟みたいな関係です」
■「すね毛とほたて」シリーズ、今後も続行予定
“保護猫×すね毛”という異色のコンビに、ファンは増える一方。今後について尋ねると、飼い主さんは「見たいと言ってくださる方も多いので、これからも“すね毛とほたてシリーズ”を続けていきたいです!」と話す。
SNSには日々、猫と人との絆を感じる投稿があふれている。その中でも、“すね毛とほたて”は異彩を放つ存在だ。ちょっぴりシュールで、じんわり癒される。今日もきっと、2人はどこかで“結託”しているに違いない。
(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)

























