「風呂キャンセル界隈」という言葉がSNS上に登場してから、すでに1年以上が経過しました。株式会社アスマーク(東京都渋谷区)が実施した「若者のお風呂」に関する調査によると、「風呂キャンセル界隈」の定義は「特に理由はなく、入浴しない日があること」が最多となりました。では、「風呂キャンセル界隈」の定義日数は何日間入浴していないことを指すのでしょうか。
調査は、全国の20~34歳の男女800人を対象として、2025年5月にインターネットで実施されました。
まず、「入浴しない日もある」と回答した人にその理由を尋ねたところ、「めんどうだから」(32.3%)と「疲れて入浴する気力がないから」(31.5%)に回答が集まりました。
男女別で見ると、どちらの理由も女性(42.5%、41.0%)は男性に比べて20pt近く多くなったほか、入浴状況×サウナ利用状況別でみると、入浴しないがサウナを利用する層では、「めんどうだから」が2割程度と入浴もサウナもしない層と比較して14ptの差が見られました。
続けて、「入浴しない日もある」と回答した人に「入浴しなかった際の行動」を尋ねたところ、「翌日に入浴する」(31.0%)や「洗顔/メイク落としだけはする」(24.3%)などが上位となった一方、「何もしない」(33.5%)が最多に。
入浴状況×サウナ利用状況別でみると、入浴もサウナもしない層では、「何もしない」が41.0%で、入浴しないがサウナは利用する層(12.4%)と比較して28pt以上の差が見られました。
ちなみに、「入浴しなかった際、気になること」を入浴状況×サウナ利用状況×男女別に見ると、「汚れ」「べたつき」で気になる部位は、入浴もサウナもしない男性層を除き、「頭」が多くなった一方、入浴もサウナもしない男性は、すべての項目で「気になる部位がない」という回答が多くなりました。
次に、「風呂キャンセル界隈」の認知有無にかからず、「風呂キャンセル界隈」の定義としてあてはまるものを選んでもらったところ、「特に理由はなく、入浴しない日があること」(31.6%)と「入浴する時間はあるのに、入浴が面倒くさいという理由で入浴しない日があること」(29.5%)が上位となりました。
これを入浴状況×サウナ利用状況別で見ると、入浴しないがサウナは利用する層は「外出や汗をかいていないことが理由で、入浴しない日があること」(23.4%)が最多となった一方で、入浴もサウナしない層では「特に理由はなく、入浴しない日があること」(42.7%)が多くなりました。
また、「風呂キャンセル界隈の定義日数」については、「2~3日間」(42.3%)が最多に。入浴状況×サウナ利用状況別でみると、入浴もサウナも利用する層(52.2%)と入浴しないがサウナを利用する層(50.5%)では、5割強が「2~3日間」と回答する結果となりました。
























