都内在住のKさん(50代)一家は、それぞれのスケジュールをGoogleカレンダーで管理しています。自営業の夫は出張も多く、帰宅時間もまちまちです。口頭で予定を聞いても、家事や子どもの用事に追われるうちに忘れてしまうこともあるので、夫にもスケジュールの共有をお願いしていました。
しかし、夫はなぜか断固として拒否。何度お願いしても、答えは変わりませんでした。
■なぜか夫は予定を見せない
Kさんは夫を監視したいわけではありません。出張や仕事の予定、帰宅時間が分かれば、夕食の準備や子どもの予定を組みやすくなるだけです。
それなのに、頑なに共有を拒否され続けると、 「そこまで嫌がる理由は何なのだろう」と気になります。次第にKさんの中では、「見られたくない予定でもあるのでは」と、怪しさだけが募っていきました。
高校生の娘と中学生の息子は、自分の予定をGoogleカレンダーに入力してくれます。家族とはいえ、プライベートな予定まで共有するのは嫌かもしれないと思い、各自のプライベートな予定とは別に「家族」というグループを作り、家族に伝える必要のある予定だけを入れて共有するというルールにしました。
設定作業は夫が担当しました。夫は息子のGoogleアカウントから「家族」の予定を見られるように設定していました。
ところが、ここで思わぬ出来事が起きます。
■夫の操作ミスで「秘密の予定」が丸見えに
夫の操作ミスによって、息子のアカウントからのみ、夫自身のプライベート用カレンダーまで見られる状態になっていたのです。
しかも、夫はそのことに気づいていません。
それを知ったKさんは、「これはラッキー」と思いました。
どれだけ頼んでも見せてもらえなかった夫のスケジュールを、息子のアカウントから偶然確認できることになったのです。Kさんは息子のスマホから、夫のカレンダーをくまなく確認しました。
「何が出てくるのだろう」
少しドキドキしながら予定を見ていくと、そこに並んでいたのは、オンライン会議、オンライン会議、そしてまたオンライン会議。仕事関係の予定がほとんどで、少なくともKさんが想像していたような怪しげな予定はありませんでした。
■「何もないのに、なぜ拒否?」
カレンダーを見終えたKさんは、安心した一方で、別の疑問が残りました。
「結局、ほとんど仕事やオンライン会議で、私から見れば疑念の余地がない予定しか入っていませんでした。何もやましいことがないなら、どうしてあんなに頑なに共有を拒否していたのかと思いました」
安心したような、納得できないような。Kさんにとっては、なんとも複雑なカレンダー共有事件となったようです。
(まいどなニュース特約・松波 穂乃圭)























