立派な穂が実った小麦を収穫する営農組合のメンバー。有機栽培のため雑草が目立つ=洲本市五色町鮎原塔下
立派な穂が実った小麦を収穫する営農組合のメンバー。有機栽培のため雑草が目立つ=洲本市五色町鮎原塔下

 農産物の魅力づくりに取り組む「鮎原塔下集落営農組合」(洲本市五色町鮎原塔下)が、小麦の栽培を始めた。手がけた品種は、パスタに適し、まだまだ国産は少ないデュラム小麦。昨年11月に種をまき、今年6月に初の収穫に成功した。来季にまく種を確保した同組合のメンバーは「初心者としてはまずまずのスタート。来季は経験者の助言をもらいながら、栽培技術を高めていく」と手応えを口にする。(内田世紀)

異業種交流で販路拡大に注力

 少子高齢化や後継者不足が進む中、塔下地区の農家は2021年2月に同組合を設立。農家約50軒、農地約40ヘクタールを集約し、農地の整備を進める。