将棋が盛んな加古川市で、市民らへの指導対局に携わっている同市ウェルネス協会臨時職員、慶田義法(けいだよしのり)さん(32)が、3月の「第46回朝日アマチュア将棋名人戦全国大会」で初優勝した。6月1、2日、朝日アマ名人の座を懸け、現名人で歴代最多6連覇中の横山大樹さんとの3番勝負に臨む。師匠や教え子らの声援を背に、「加古川市の将棋の活気につながればうれしい」と意気込む。(小林伸哉)
慶田さんは加古川市出身、在住。小学3年から地元の井上慶太九段(60)が師範を務める道場に通った。2004年にプロ養成機関「奨励会」入りし、09年に三段に昇段。しかし、プロ入りの夢はかなわず、18年に年齢制限で退会した。
























