気候変動と自らの生活の矛盾を表現した作品群=西脇市上比延町、西脇市岡之山美術館
気候変動と自らの生活の矛盾を表現した作品群=西脇市上比延町、西脇市岡之山美術館

 染色した羊毛を使うファイバーワーク作家渡辺操さんの展覧会「光×アート×デザイン×風景」が西脇市岡之山美術館(同市上比延町)で開かれている。世界的に評価が進む渡辺さんの綴織(つづれおり)14作品が壁面を彩る。(津田和納)

■新作「シロツメクサ」、4メートルの大作

 1978年京都市生まれ。京都精華大学でテキスタイルを学び、現在は岡山県立大学デザイン学部の准教授を務める。2006年から個展を始め、15年、タペストリーが盛んな欧州・ラトビアのラトビア国際美術館が主催する「第5回リガ国際テキスタイル&ファイバーアートトリエンナーレ」で3位となった。