入館1万人目の記念品を受け取る于麗雅さん(中央)=5日、神戸ファッション美術館
入館1万人目の記念品を受け取る于麗雅さん(中央)=5日、神戸ファッション美術館

 神戸ファッション美術館(神戸市東灘区向洋町中2)で開かれている特別展「大正の夢 秘密の銘仙ものがたり」(神戸新聞社など主催)の入館者が5日、1万人に達した。1万人目となった大阪市の于麗雅さんに記念品が贈られた。

 大正から昭和初期にかけて流行した着物「銘仙」はその色合いやデザイン性から、近年、アンティーク着物として人気を博している。同展では収集家で研究家の桐生正子さんの約600点に及ぶコレクションの中から、えりすぐりの約60点を展示している。

 于さんは5日、友人と2人で来館。同館の西栄一副館長から記念品として同展企画者の著書を贈られると、「銘仙は大胆で色鮮やかで、とても美しい。大正時代に西洋文化と対話しながら、絵画のような着物を作っていたことに驚きました」と目を輝かせていた。

 15日まで。午前10時~午後6時。一般千円、高校生以下無料など。同館TEL078・858・0050