内橋克人さんの遺稿「三回忌に当たり父仲次のことを記す」。弟伸二さん宅にあった手書き原稿のコピー
内橋克人さんの遺稿「三回忌に当たり父仲次のことを記す」。弟伸二さん宅にあった手書き原稿のコピー

 神奈川県鎌倉市の霊園の一角にある墓所に、内橋克人は父、母、継母とともに眠る。母カメが1944年に腸チフスで早世した後、戦中戦後の激動期、男手一つで家族を支えた父仲次への思いは深いものだった。