東京地検は15日までに、車を運転中に睡眠時無呼吸症候群(SAS)の影響で死亡事故を起こしたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致死)の罪で東京都中野区の無職男性(34)を在宅起訴した。14日付。SASを理由に同罪が適用されるのは異例。

 起訴内容によると、男性は原直樹被告。4月3日午前6時20分ごろ、世田谷区の都道で貨物自動車を運転中にSASの影響で仮睡状態となり、赤信号の交差点に進入、横断歩道を渡っていた70代男性をはねて死なせたとされる。

 捜査関係者によると、被告は昨年3月ごろにSASと診断された。睡眠中に専用のマスクを装着する治療法「CPAP」を始めたが、11月に自身の判断で通院や治療を中断。