考案した標識と受け取った感謝状を手に持つ姫路工業高校デザイン科の生徒たち=姫路市本町
考案した標識と受け取った感謝状を手に持つ姫路工業高校デザイン科の生徒たち=姫路市本町

 姫路工業高校(姫路市伊伝居)のデザイン科の生徒たちが、火災の発生時に利用する避難器具の設置場所を示す標識を作成し、姫路東消防署から感謝状が贈られた。26人が犠牲になった大阪・北新地ビル放火殺人事件から4年を迎えた節目に合わせ、同署が企画。生徒たちは誰もが視認できる表現を目指して取り組んだ。(船田翔太)

 2021年12月17日に発生した放火殺人事件の翌年、消防庁が通達した避難行動に関するガイドラインでは直通階段が一つしかない建物に対して、簡易はしごや滑り台などの避難器具の設置が推奨されている。