24日午前10時50分ごろ、神戸市東灘区御影中町2、兵庫県警東灘署庁舎の相談室で、道交法違反容疑で任意の取り調べを受けていた会社員の男性(63)が、左胸と右手首から出血しているのを署員が見つけた。男性は軽傷のもよう。1人になった隙に持参した果物ナイフで自ら刺したとみられ、同署が経緯を調べている。
同署によると、男性は午前10時ごろに庁舎を訪れ、署員1人が相談室で事情を聴いていた。署員が調書の印刷のために7分ほど席を外して戻ってくると、出血した男性が、ナイフを手に持っていすにもたれかかっていたという。
署員は「事情聴取前に所持品検査をした」と説明しており、署はナイフを見落とした可能性があるとみている。取り調べ中の容疑者を一人きりにしないとする兵庫県警の内規もあり、岩崎智也副署長は「同種の事案の防止に努めたい」とコメントした。
























