神戸地裁姫路支部=姫路市北条1
神戸地裁姫路支部=姫路市北条1

 兵庫県多可町で昨年8月に交際相手の女性を殺害したとして、殺人などの罪に問われた兵庫県西脇市の元看護師の男(36)に対する裁判員裁判の論告求刑公判が5日、神戸地裁姫路支部(佐藤洋幸裁判長)であった。検察側は拘禁刑18年を求刑し、弁護側は情状酌量を求め結審した。

 起訴状などによると、昨年8月8日、交際相手の女性=当時(37)=宅で、包丁で女性の腹部を刺して失血死させたとされる。

 論告で検察側は女性がシングルマザーとして2人の子どもを育てていた点に触れ、「被害の結果が重大」と強調。身勝手で短絡的な犯行だとして、「長期の服役が必要」と述べた。

 弁護側は事件当時、男が仕事のストレスで精神的に追い詰められ、「正常な判断ができない状態だった」と指摘。自首や止血措置も考慮に入れ、拘禁刑10年が相当と主張した。