圧力釜でホクホクに煮た大豆を引き上げる=北区有野中町2
圧力釜でホクホクに煮た大豆を引き上げる=北区有野中町2

 神戸市北区を代表する特産品「北神みそ」が今年も、無事仕込みを終えた。兵庫六甲JA神戸北女性会のメンバーによる手作り品。「子や孫に安心安全なみそを」と、無添加にこだわり、今では市内の学校給食や有馬温泉の料亭などでも親しまれる味となっている。

 北神みその起源は昭和40年代。地元の女性たちが余った大豆を活用しようと始まった。添加物を使わず、米や塩など、県内産を使用する。

 雑菌が繁殖しにくい冬が仕込みの最盛期。今年も1月中旬から1カ月間ほどかけ、約40人のメンバーが交代で20トンを仕込んだ。

 圧力釜でホクホクに煮た豆をミンチ機でつぶし、自家製米こうじと混ぜる。おけの中で約10カ月間寝かせて完成する。寒仕込み終了後の2月下旬には、「北神みそづくり体験」を開催。住民ら60人が集まり、同会メンバーからみそ作りを教わった。

 中西和子代表(75)は「安心・安全を求める方が多くいることを実感している。みそ汁やイノシシ鍋などで召し上がっていただくのがおすすめ」と話した。

 JA兵庫六甲の直売所などで買える。1キロ1200円。(大高 碧)