ビール造りにかかわってきたポートアイランドの住民ら=神戸市中央区港島中町3、まちライブラリーみなとじま
ビール造りにかかわってきたポートアイランドの住民ら=神戸市中央区港島中町3、まちライブラリーみなとじま

 神戸・ポートアイランド(神戸市中央区)の住民らが、ポーアイをイメージしたクラフトビール「PORT BEER(ポートビア)」を造った。爽やかで華やかな味わいが特徴だ。かつてにぎわった一帯は、街開きから40年以上が経過。近年は店舗の閉店でシャッターが目立つようになった。そんな状況を好転させようと、ビールで人と人をつなぎ、地域の活性化を目指す。25日から地元のイベントなどに出店する。(高田康夫)

 発案したのは、神戸学院大教授でポーアイに住む江田英里香さん(46)とデザインを担当する萩原直子さん(42)、会社員の進藤健史さん(42)。萩原さんの夫保広さん(49)と印刷会社を経営する杉本浩康さん(49)も加わり、計5人で「みなとじまブルワリー」を立ち上げた。

 5人はポーアイの商店街一角に開設された私設図書館「まちライブラリーみなとじま」に集う仲間。昨秋の江田さんらの提案を受け、急ピッチで計画を進めた。