衆院選が始まり、候補者の訴えに耳を傾ける有権者ら=15日午前、尼崎市内(撮影・吉田敦史、画像の一部を加工しています)
衆院選が始まり、候補者の訴えに耳を傾ける有権者ら=15日午前、尼崎市内(撮影・吉田敦史、画像の一部を加工しています)

 自民党の派閥裏金事件や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題などで強まる一方の政治不信。出口の見えない物価高で苦しくなる暮らし、人口減少が進み疲弊する地方、不安定な国際情勢…。待ったなしの課題が山積する中、新首相誕生から戦後最短の日程で衆院選が公示された。各党、各候補はこの国の道筋をどう示すのか。政治への信頼を取り戻せるのか。12日間の論戦が始まった。