報道陣の質問に答える斎藤元彦知事=淡路夢舞台国際会議場
報道陣の質問に答える斎藤元彦知事=淡路夢舞台国際会議場

 兵庫県の告発文書問題を調べた第三者調査委員会の報告書公表から一夜明けた20日、斎藤元彦知事は、淡路市で開かれた「淡路花みどりフェア2025」の開会式と国際シンポジウムに出席した後、報道陣の囲み取材に応じた。

 報告書については「昨日夕方だったので全てに目を通せていない」とし、「分量が多く、法律的な問題もある。いつまでにとは言えないが、しっかりと読ませてもらう」と話した。

 報告書を受けての認識の変化については「これまで申し上げてきた通り、変わりはない」とし、「文書は誹謗中傷」「うそ八百」などの発言は撤回しない考えを示した。

 自身の責任については「報告書の内容を重く受け止め、反省すべきところは反省する。その上で、来年度予算の成立を含め県政をしっかり前に進めていくのが私の果たすべき責任」と、これまでの発言を繰り返した。