テープカットで「花みどりフェア」の開幕を祝う関係者ら=国営明石海峡公園
テープカットで「花みどりフェア」の開幕を祝う関係者ら=国営明石海峡公園

 春の草花を楽しむ「淡路花みどりフェア2025」が20日、開幕した。2010年から5年ごとに開き、今年で最後となる。4月27日まで島内各地で花の祭典を繰り広げる。

 25年前のジャパンフローラ2000(淡路花博)のメモリアルイベントとして記念事業実行委員会が企画したのが始まりだった。

 メイン会場は、淡路夢舞台・国営明石海峡公園(淡路市)、洲本市街地、淡路ファームパークイングランドの丘(南あわじ市)の3カ所。島内全域に88カ所のサテライト会場を設ける。

 明石海峡公園では、チューリップやネモフィラなどが次々と開花。洲本市では洲本城跡のサクラがライトアップされる。イングランドの丘では、絵本「ピーターラビット」の世界をイメージした庭園を楽しめる。

 この日は明石海峡公園で開会式があり、実行委の名誉会長を務める斎藤元彦兵庫県知事が「4月に始まる万博に向け、機運を醸成するキックオフイベントになる。淡路島の素晴らしさを多くの人に堪能してもらいたい」とあいさつ。島の観光関係者らによるテープカットで幕開けを祝った。(内田世紀)