兵庫県教育委員会は2日、体罰で生徒にけがをさせたとして、阪神地区の県立高校に勤める男性教諭(62)を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にした。ほかにも無断早退などを理由に3人を同日処分した。
県教委によると、男性教諭は9月にあった屋外での学校行事の際、教科準備室に侵入する男子生徒を発見。平手で頭を数発たたいたり、太ももを1回蹴ったりし、両肩などに打撲を負わせた。事案を把握した学校の聞き取りで7月にも別の男子生徒の耳を引っ張るなどしたことも判明した。教諭は謝罪の言葉を口にしており、研修を受ける予定。
播磨西地区にある県立高校の男性教諭(42)は、減給10分の1(1カ月)の処分に。7~8月、無断早退を計22日、無断欠勤を1日し、うち13日間で本来の勤務終了時刻まで働いたように記録を修正していた。
車で帰宅中の交通事故で相手に重傷を負わせた姫路市立中学校の男性教諭(45)を減給10分の1(1カ月)、生徒の前で同僚教員を怒鳴った尼崎市立学校の男性教諭(39)を戒告とした。(那谷享平)
























