立体地図がコースルートに沿って動く。実際に走っているかのようだ。
昨年12月13日、山梨県・河口湖の周辺を駆ける富士山マラソンの前日イベント会場。大画面に外国人のランナーらが集まっていた。
シンガポールから来た男性ランナーが質問を打ち込んだ。「エイド(補給食)の場所は?」。数キロごとのポイントと補給食のリストが画面に表示された。
「マップと合わせて見られるのがいい。レースをイメージできる」。男性は満足そうにうなずいた。
人工知能(AI)を活用し、あらゆる大会情報を提供するプログラム「Run Concierge(ランコンシェルジュ)」。大会前の疑問や不安を解消しようと、スポーツ用品大手のアシックス(神戸)の関連投資会社が出資する米新興企業「Neurun(ニューラン)」が開発した。
プログラムは英語で、アシックスは2025年8月から、シドニーやホノルルのマラソン大会など海外で披露。日本最高峰を眺めながら走る富士山マラソンは海外申込者が全体の約7割を占めることから国内初の体験の機会に選ばれた。























