事件から半年前の2022年12月上旬、穂坂修(なお)=当時(6)=と母の沙喜(37)、叔母の朝美(ともみ)(33)と朝華(あさか)(33)、そして祖母(59)と5人で暮らしていた神戸市西区の家に、叔父の大地(34)が現れた。
16年ぶりに会った沙喜は最初、誰だか分からなかった。白い肌は子どもの頃、日に焼けていた。ふと記憶がよみがえる。「また私から大切なものを奪うんじゃないか…」。大地はよく人の物を壊し、生き物を傷つけた。沙喜も大好きだった祖父との写真やぬいぐるみを壊された。
大地は「みんなを助けに来た。迎えに来た」と笑い、長田区に自宅があるのに居座るようになる。修にお菓子をあげて温厚な一面をのぞかせていたが、数日後、一変する。





















