東レー姫路 第2セット、スパイクを打つ姫路の秋本=滋賀県草津市、YMITアリーナ(撮影・大田将之)
東レー姫路 第2セット、スパイクを打つ姫路の秋本=滋賀県草津市、YMITアリーナ(撮影・大田将之)

 バレーボールの大同生命SVリーグ女子は6日、滋賀県草津市のYMIT(わいみっと)アリーナで行われ、ヴィクトリーナ姫路は3-2で東レアローズ滋賀に競り勝った。姫路は通算成績を27勝17敗とし、レギュラーシーズンを終えた。姫路は暫定7位で、上位8チームによるチャンピオンシップ(プレーオフ)への進出を既に決めている。

 姫路は開始早々から、高卒ルーキー河俣心海(ここみ)らの得点で一方的な展開に持ち込み、第1セットはわずか19分で25-11で先取。第2セットは22-25で落としたが、第3セットは同じく高卒新人の秋本美空(みく)や、ミンニャ・オスマジックの強烈なスパイクなどで、25-20で奪った。

 第4セットは21-25で失ったが、最終の第5セットは秋本や渡辺かやのポイントなどで逃げ切った。

 【ヴィクトリーナ姫路】2016年、日本初のプロバレーボールチームとして発足。18年に前身のVリーグ2部(V2)に参戦し、翌年にV1昇格。V2に降格した昨シーズンは全勝優勝を飾り、その勢いで迎えた今季、12月の全日本選手権でクラブ初タイトルとなる皇后杯を獲得した。パリ五輪に出場した宮部藍梨(兵庫県尼崎市出身)、井上愛里沙らが在籍する。井上は今季限りでの引退を表明している。