兵庫県朝来市は2日、同市山東支所が所管する軽トラックの公用車1台を車検切れのまま運行していた、と発表した。
同市によると、車検の満了日は8月1日で、同30日に担当職員が月例点検をした際に車検が切れていたことが判明した。2~30日の運行回数は6回で走行距離は計321キロ。いずれも24日にあった「山東夏祭り」の準備で、物品の運搬などに使用したという。車検切れ中に事故はなかった。
原因について同市は、担当者が車検の満了日など把握していなかったと説明。事態の判明後に業者による車検を実施し、ほかに車検切れの公用車はないという。
同市は「信頼を失墜させる行為」として謝罪。今後は、規則などに基づいて車両の適正な管理、運行を徹底し再発防止に努めるとしている。(小日向務)