神戸市の中学・高校の教員と生徒に、南海トラフ地震や災害に対する認知度をアンケートした有道俊雄さん=豊岡市祥雲寺
神戸市の中学・高校の教員と生徒に、南海トラフ地震や災害に対する認知度をアンケートした有道俊雄さん=豊岡市祥雲寺

 兵庫県立大大学院地域資源マネジメント研究科(豊岡市祥雲寺)で本年度、博士号を取得した神戸市西区の元中学教諭、有道俊雄さん(62)が、同市内の中学・高校の生徒と教員を対象に、地震防災教育の現状をアンケートし、課題を論文にまとめた。南海トラフ巨大地震などを学べる機会は少なく、災害が起こる仕組みの理解が十分でないといい「生徒、教員とも、より正しく災害を理解できる機会や支援が必要では」と訴える。(阿部江利)